一曲で繋がった想い
投稿:(ニックネーム/うりさん)
愛知ウェディング協議会では、結婚式に携わるさまざまな立場の方から、現場で起こった奇跡やエピソードを募集しています。第1回は、一曲をめぐる物語です。
大学時代の写真サークルで出会ったお二人。エンドロールでお二人が選んだ曲は、Official髭男dismの「115万キロのフィルム」でした。結婚式のテーマでもある写真。お二人にぴったりだと感じました。
偶然は、打ち合わせの席で起きた
また、新婦様がご友人に余興を頼んでおり、皆様で曲を歌われるとのこと。その曲は——Official髭男dismの「115万キロのフィルム」。思わず聞き返しそうになりました。理由をうかがってみると、
「男性目線の曲で新婦様へのサプライズにぴったりだし、曲の歌詞も雰囲気も二人っぽいと思ったんです!」
そう答えてくださいました。新郎新婦とご友人が、まったく別々に、同じ一曲にたどり着いていた。打ち合わせは別々に進んでいましたから、示し合わせたわけではありません。それぞれが「お二人らしい曲」を考えた結果が、たまたま重なったのです。
言うべきか、言わないべきか
余興は新婦様にはサプライズです。正直に言うべきか迷いました。「実はエンドロールも同じ曲なんです」とお伝えすれば、ご友人は別の曲に変えられたかもしれません。曲がかぶることを、避けたほうがよいという考え方もあります。
けれど私は、どちらにも言わずに当日を迎えることを決めました。双方の想いを大事にしたい。そう思ったからです。
結婚式当日
そして結婚式当日。余興が始まり、新婦様は涙を流しながら聴いていらっしゃいました。お二人の退場後、エンドロールが流れます。
その瞬間、この曲はこの日のテーマソングなのだと感じました。会場にいた誰もが、同じ旋律を二度聴いた。そしてその二度目に、意味が重なった気がしました。
「なんだか新婦と繋がっているみたいで」
お見送りの時、余興の方に、「この曲が結婚式のテーマソングですね! お二人と皆様の気持ちが一緒だった証拠ですね!」と伝えたところ、
「私もそう思いました。なんだか新婦と繋がっているみたいで、嬉しくなりました。」
そう、笑顔でお話してくださいました。後日、お二人からもメールをいただきました。
「この曲がテーマソングと言ってくれて嬉しかったです。この曲を聴くとあの結婚式がいつでも思い返せます! 私達の中で大切な曲になりました。」
ただの一曲が、思い出の曲になる
一つの曲で繋がる想い。ただの一曲から、みんながこの日を思い出せる思い出の曲になった事を感じました。
私も今でもこの曲を聴くと、この日の結婚式を思い出します。
「ひとつの物語」プロジェクトについて
結婚式ひとつひとつに、素敵な物語があります。プランナー、ヘアメイク、カメラマン、フローリスト、ドレスコーディネイター、司会、音響、サービス、料理人——それぞれの立場から見た結婚式のエピソードをお寄せください。
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