2026年9月18日 公開 ・ 一般社団法人 愛知ウェディング協議会(監修:理事 中村幸伸)
新婚旅行から帰ってきた二人が、職場や親族にお土産を配る。どの地域でも見かける光景ですが、その量には地域差があります。
2024年の調査では、東海の新婚旅行のお土産代は平均11.2万円。全国平均の8.1万円を上回り、全国15地域で最も高い金額です。
| 地域 | お土産代(平均) |
|---|---|
| 東海 | 11.2万円 |
| 四国 | 10.0万円 |
| 福島 | 9.0万円 |
| 関西 | 8.6万円 |
| 全国 | 8.1万円 |
| 首都圏 | 6.9万円 |
| 九州 | 6.8万円 |
出典:新婚旅行を実施または申込み済みの人のうち、金額の回答者/東海 n=156。全国は推計値。15地域のうち抜粋
10万円以上を使った人は、東海で44.2%。全国では34.1%です。東海では、お土産に10万円以上かける人が4割を超えます。首都圏(6.9万円)と比べると、1.6倍の金額です。
| 調査年(東海) | お土産代(平均) |
|---|---|
| 2018年 | 11.7万円 |
| 2019年 | 11.1万円 |
| 2020年 | 14.3万円 |
| 2021年 | 6.4万円 |
| 2022年 | 4.6万円 |
| 2023年 | 6.1万円 |
| 2024年 | 11.2万円 |
出典:各年の調査は、前年4月〜その年3月に挙式・披露宴をした人が対象。2021〜2023年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた時期にあたります
2021年から3年間は5万円前後まで下がりましたが、2024年は11.2万円で、2018年・2019年とほぼ同じ水準に戻りました。一時的に減っても、元に戻る。お土産を配る習慣そのものは、変わっていないことがうかがえます。
| 東海 | 全国 | 首都圏 | 関西 | |
|---|---|---|---|---|
| 旅行費用(お土産を除く二人分) | 73.2万円 | 61.6万円 | 64.6万円 | 65.6万円 |
| 旅行日数 | 6.5日 | 6.1日 | 6.3日 | 6.3日 |
| パッケージツアーの利用 | 53.0% | 44.3% | 45.5% | 46.1% |
出典:新婚旅行を実施または申込み済みの人/東海 n=219(旅行費用は金額の回答者 n=183)。全国は推計値。東海はいずれも15地域で1位
旅行費用・日数・パッケージツアーの利用、どれも15地域で1位です。1本目のガイドで、東海は「招待客は少ないが、ひとり当たりにしっかりかける」地域だと書きました。新婚旅行にも、同じ傾向が表れています。
東海では、新婚旅行の半数以上(53.0%)がパッケージツアーを使っています。2018年の調査では80.8%でしたが、2022年には17.5%まで下がり、2024年に53.0%まで戻りました。
1人あたりのツアー価格は41.5万円で、全国平均の36.1万円を上回ります(東海の回答は94人)。手配は任せて、中身にはしっかりかける。それが東海の新婚旅行の形です。
出発の時期にも特徴があります。結婚式より前に出発した人は、全国では20.6%ですが、東海は14.6%。東海では、式を終えてから出かける人が多数です。
調査は、お土産代が高い理由までは示していません。ここからは、協議会の見方です。
この地域には、結婚を周りの人に知らせ、品物を配って分け合う習慣が多く残ってきました。嫁入りのときの菓子まき、名前を覚えてもらうための名披露目。新婚旅行のお土産も、その延長にあると考えられます。二人のことを周りに知ってもらい、これからもよろしくと伝える。その役目を、いまはお土産が担っているのかもしれません。
新婚旅行は、結婚式のあとの「二人だけの時間」と思われがちです。けれども東海では、帰ってきてからのお土産まで含めて、周りの人とのつながりを大事にする行事になっているようです。
ここに記した数字は、2024年版の「ゼクシィ結婚トレンド調査」によるものです。この調査は2024年版をもって終了し、後継の調査には東海の地域別の集計がありません。東海の新婚旅行をこの形で比べられる数字は、これが最後になります。
一般社団法人 愛知ウェディング協議会は、この地域で結婚式に携わる事業者が業種を越えて集まる団体です。地域の婚礼文化を記録し、次の世代へ引き継ぐことを目的のひとつに掲げています。
この記事は、公開されている資料にあたって作成しました。裏づけの取れなかった言い伝えは載せていません。 記載の誤りにお気づきの際は、お問い合わせからお知らせください。
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